ほんとのふるさとづくり


棚田のイラストマップ

永松山龍泉寺 『永松山略記』によれば、もとは白光山瑞祥寺と呼ばれ、元応2年(1320)に恵燈律師が行基菩薩作の聖観音を得て開山したという古刹。寛正元年(1460)、加賀金剛寺の祖超禅師の高弟直心禅師によって再興され、市内でも最古とされています。
4月には観音祭礼、大晦日には除夜の鐘が催され、定期的に座禅会も開かれています。
鐘楼・座禅石・種蒔桜などが見られます。
②木造聖観音菩薩立像 製作年代は鎌倉時代末期と推定され、龍泉寺の観音堂の秘仏として安置されてきた貴重な観音像です。
③龍泉寺観音堂の算額 寛政12(1800)年3月、二本松城下亀谷の和算家高田要五郎一正が観音堂に奉納した算額で、二本松藩和算史の貴重な資料です。県内に残る中で最も古く、価値の高い資料。
④双松館観桜連中の図 二本松城が戊辰戦争により慶応4年(1868)落城後、城跡に二本松製糸工場ができ、さらに明治18年(1885)機械製糸工場である「双松館」が発足しました。これはこの双松館での花見風景が描かれた絵馬で、県産業文化史上得がたい資料です。
⑤二合田用水路 元禄時代に安達太良山から引かれた18キロメートルもの用水路。灌漑用水、城下の防備、衛生、防火等に利用されました。当時の工事は幕府に内密に行われ、測量作業は夜間に行われました。現在も市内塩沢地区・岳下地区・二本松地区の一部及び安達地域の一部を受益地に灌漑用水として使われています。
⑥県立霞ケ城公園
(隣接)
初代二本松藩主・丹羽光重公が築いた城(二本松城)です。
公園内には国指定史跡「旧二本松藩戒石銘碑」や県指定重要文化財の「洗心亭」があり、春は約1,700本余りの桜が咲き誇ります。
庭園の四季折々の美しさは広く知られ、市指定天然記念物の「霞ヶ城の傘マツ」・「二本松城跡箕輪門のアカマツ」などがあり、近年復元された本丸跡・箕輪門は城跡の風格を示すシンボルとなっています。
旧奥州街道だった道があり、棚田に面した側は奥州探題畠山氏支配時代の西口門に当たり、桜並木・安達太良山が一望できます。
⑦棚田 棚田には水路が流れ、ホタルやサワガニが生息しています。農産物、山菜も豊富。桜や菜の花、そば等を植えることができます。
⑧今後の計画 フォトコンテストや「棚田キャンドルないと」などのイベント開催、直売所、菜種油絞り、炭焼き技術の伝承、市民農園の開設も計画されています。